長崎市鎮座 ぎおん社 八坂神社

095-822-3833
9:00~17:00 お気軽にお問合せください。

ぎおんまつり(七月下旬)

長崎市鎮座 ぎおん社 八坂神社

平安時代 京の都で疫病が大流行し人々を苦しめました。
そこで、まんえんを止めるために六十六本(回の数)を鉾を作り神泉苑で祇園会というお祓いの神事を行いました。
 当八坂神社も三百五十年の昔より疫病退散、家内安全、天下安泰の神事として祇園祭が行われてきました。
献灯の赤い灯、夏の風物詩「ほおずき」など情諸豊かな、昔ながらの祭りで、陽が落ちたころ涼みがてらに家族連れで身近にお詣りができる「祇園さん」と呼ばれて長崎の人々に親しまれ、懐かしいがられて来た夏祭りです。
ちなみに、長崎の「綿菓子」は明治末「祇園さん」から広まったと言われています。

ぎおんまつりとほおずき

御祭神 素盞嗚尊(スサノオノミコト)には薬法を施された伝説がありますが、ほおずきは薬草の一種で、また、実がカヤ(がく)に包まれているので、厄除け雷よけなどの言い伝えもあります。
昔は、実の種を取り出して子供たちが口にふくんで鳴らしたり千代紙を着せてほおずき人形を作って遊びました。

祇園風

神社の長坂を登りきり、ほっとひと息ついた時吹いてくる涼しい風を祇園風と言います。
この祇園風に吹かれると、ひと夏を無病息災で過ごせると言い伝われております。
浴衣姿で「祇園さん」にお参りするのが往時より長崎っ子の真夏の始まりとされています。


日程

ほおずき市 7月第4土曜日をはさむ金、土、日曜日
神事 7月23日

ほおずき市

陽が落ちる夕刻より、縁起物の「ほおずき」を買求める人、夕涼みを兼ねた浴衣姿の参詣の方が訪れる風景は、「夏の風物詩」です。

厄除け雷よけ

御祭神素盞嗚尊(スサノオノミコト)には薬法を施さ れた伝説があります。
また、ほおずきは薬草の一種であること、また、実がカヤ(がく)に包まれて守られていますので、厄除け雷よけなどの縁起物として求められます 。

ほおず きあそび

ほおずきの実をじっくりほぐした上で、中の種を慎重に取り除き、口の中で 息を吹き込み、ブウブウと鳴らす遊びがよく知られていますが、かなり根気のいる作業で表皮が破れるなどの失敗も多いようです。
比較的根気を要せず、失敗も少ない「ほおずき人形」「ほおずき提灯」の遊びはいかがでしょうか。

ほおずき人形

ほおずきのがくを右の写真のように一部を残してハサミ などで切り取り、形を整えます。
実の軸を少し厚手の紙で支え、その周りを色紙で巻き、さらに色違いの紙を筒状に巻きます。
木工用ボンドなどで接着させます。

ほおずき提灯

ほおずきの実を水につけて腐らせます。
がくの柔らかい 部分が腐れて溶け、後に堅い部分だけが網状に残ります。
乾燥させて出来上がり。 赤い実の部分が外れるときは、木工用ボンドなどで補正し、しばらく洗濯バサミなどで押さえておけばよいようです。
※水につけて腐れせるときは臭い匂いがしますので、家の外に置きましょう。
あまり臭いようだったら水を取り換えた方がよいでしょう。